学長メッセージ

清泉女子大学へようこそ
山本達也先生
 清泉女子大学は、75年の長きにわたり建学の精神である「まことの知?まことの愛(VERITAS et CARITAS)」を実践?体現することを目指してきました。

 2025年度から、開学と同時に設置された歴史ある文学部の“進化形”として「総合文化学部」と「地球市民学部」が誕生しました。

 AIの進化、気候変動、人口減少、価値観の多様化など、かつてないスピードで変化し、複雑さを増している現代社会。「人間」と「社会」を考えつづけてきた本学の教育は、変化の激しい現代だからこそ、ますます重要な役割を求められていると認識しています。自分らしく「生き抜く」力を学生たちが身につけられるように、清泉女子大学は「進化」し、時代によりふさわしい教育を実現します。

 本学は歴史と文化の薫る「島津山」と呼ばれる場所にあります。このキャンパスで学生たちは、ただ生きるのではなく「善く生きる」ためにはどうするべきか、という問いに向き合いながら、4年間を過ごします。これからも時代や環境の変化に合わせて、自分なりの答えにたどり着くまでの過程(プロセス)をまるで旅路を楽しむかのように学んでほしいと願っています。教職員は学生たちの旅路を豊かなものにするために全力でサポートします。

 本学は、企業や官公庁、文化?芸術施設、福祉や教育の現場、地域社会など、多様な分野で活躍する多くの卒業生を輩出しています。今後も、現在の学生、未来の学生、卒業生、教職員、地域の皆さま、そして本学に関わってくださるすべての方々と共に、「まことの知?まことの愛」に根ざした、人間的で豊かな社会の実現に向けて、誠実かつ着実に歩み続けていきます。

 どうぞ、引き続きのご理解とご支援のほど、よろしくお願いいたします。


清泉女子大学
学長 山本達也